鳥の海

LastUpdated 2000/04/30



2000/04/30[SU] 7:40-9:00 晴れ

やはりゴールデンウィークとなるとシギチに会いに行かねばなりますまい。この春は花粉にめげていたので、自発的かつ単独の鳥見に出かけるのは、ほんっとに久しぶりである。ちょっと早起きすると予報通り、ばっちり晴れていて風も無い。7:00前に自宅を出て鳥の海の干潮時を目指す。

到着すると「あららー?」意外に潮がひいておらず、干潟になっているのは海側のアシ原近辺だけであった。やっぱり、潮位-50cmくらいの日じゃないといまいちだったか。(ちなみに本日は確か-23cmくらい)


南側の公園の方まで進んで行くと、はるか彼方に鳥の影が。シギはオオソリハシシギとチュウシャクシギが半々くらいで2-30羽くらいか。よーく見ると、対岸に一羽だけキョウジョシギがいるではないか。(あの模様じゃなきゃわからないくらい遠く...)何年ぶりに見たのかもう覚えていないが、かなり昔なような...とりあえず、来て良かったとさっそく思う。(^^;他にスズガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、などなど入り乱れている。さらに探すと、クイの上に休むミサゴも発見。またしても対岸なので、なかなかよく見えず。


これは近くに居てくれた(^^;アオサギ

ひとまず遠い遠い干潟の鳥を半分あきらめ、小鳥がたいへんにぎやかな防風林の方を見ることにする。しかし、すっかり耳がなまってしまって、何の声だか姿が見えないとわからなくなりつつあるなぁ。やや、がく然としてしまった。耳をすませていると、いきなりすぐそばでコジュケイ(こりゃさすがにわかったぞ(^^;)が鳴き始めて驚く。実はまだ姿を見たことが無いのだが、今日がおそらく歴代最接近遭遇日だろう。この機会を逃すかぁ!...とばかりに息を殺して一生懸命目を凝らすが、残念ながら、またしても見られず。それにしても、至近距離で聞くとつくづくでかい声であった。

ホオジロ(右はちょっと休憩)

再び干潟に目を移すと、アシ原の中の枯れ木のてっぺんで、ホオジロがサービスしてくれている最中ではないか。ちょっと写真撮らせてもらう。ホオジロはひとしきりさえずった後、移動していったが、その時、目の前をなにやらあざやかな黄緑の小鳥が通過。ん?黄緑の鳥?と思ったら、新緑の葉をくわえたシジュウカラであった。何と、そのまま干潟に落ちているブリキ缶の穴の中に入っていってしまった。巣作りだろうが、「そこ満潮になっても大丈夫なの?」とちょっと心配になってしまう場所であった。(大丈夫だとすると、半水中営巣とかめずらしい記録になりそうな...(^_^;)

なんか、シギチよりは小鳥をいっぱい見たような気もするが、とにかく暑くも寒くもなく、大変気持ちの良い朝であった。(が、帰りぎわに気づく。アジサシ類が見たいなー、と思ってきたが、今日はとうとう一羽も見かけることがなかった。)

思い出すまま順、今日の鳥たち
カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、スズガモ、カイツブリ、バン、ウミウ、ユリカモメ、ミサゴ、トビ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、イカルチドリ、カワセミ、シジュウカラ、アオジ、ホオジロ、ヒバリ、カワラヒワ、ホクセキレイ、ツグミ、スズメ、ハシブトガラスなど