釜石

LastUpdated 2000/10/08



2000/07/22[SA]晴れ->2000/07/23[SU]晴れ(猛暑34℃)

鵜住川(うのすまいがわ)河口付近を散策。ここは、はっきり言って、そんじょそこらに無いくらい、すごい場所であった。昔ながらの河口の自然がまるごと残っているのだ。少なくとも、自分の知っている限りでは、護岸工事が入ってしまっている場所ばかりで、このように良い状態で残された河口域は無いように思う。


川べりは湿原になっている。オオヨシキリ、コヨシキリが目立った。ほかにはゴイサギ、アオサギ、カルガモなどがめいめいお気に入りの場所で休んでいる。河川敷はずぶずぶの湿地なので、釣り人などもあまり入っていないようだ。


探鳥コースは鵜住駅近辺から河口までの土手(上の写真)が歩きやすく、車もほとんど通らないのでお奨めだ。土手の上の高いところから観察できるので、大変楽に鳥見ができてしまう。(見ての通り、サンダル履きですな(^^;)


土手から川の反対側を見ると、これまた水場の豊富な畑が広がっている。モズやキジなどのほか、水場ではバンやカイツブリ、カワセミなども観察できた。


河口にある入り江にて。漁船のマストをカワセミが転々と移動しながら、ダイビングして回っている。なかなか海辺のカワセミは見られていないので、なんとも珍しい風景に感じてしまった。どうも、畑の方にあった池と行ったりきたりしているようだが、他にも何羽かいるらしく、この日カワセミは何度も見かけた。


河口付近。カモメ類が集まって休んでいた。さらに頭上をひっきりなしにミサゴが行き来する。2羽のつがいで現れてくれたり、ハンティングを見せてくれたり、とまったく目が離せない。残念ながらハンティング成功の瞬間を見ることはできなかったが、魚をつかんで頭上を通り過ぎて行くところは見せてくれた。(ちゃんと、進行方向縦に持って空気抵抗を減らして運んでいる。アッテンボロー鳥の世界で解説していた通りだぞ(^^))


今回の釜石行きの調査目的もあったので、翌早朝にアシ原にて作業。全体に湿地だが、林になっている場所もあり、変化にもとんだ環境である。アシ原の中を歩いているヒクイナも見かけた。じっくり観察すれば、いろいろ居そうだ。

釜石というと、なかなか行くのが大変だが、いつかまた春や秋といった渡りのシーズンにも行ってみたくなった。


鳥たち....うーん、上に挙げた以外、いろいろ居たと思うのだが、これを書いているのがすでに10月...忘れてしまいましたぁ。(^^;)



おまけ:釜石で世話になった後輩宅にて

小学館の一見普通の児童向け鳥図鑑なのだが、内容が超マニアック。鳥見人の皆さん、一度お試しあれ。

最近、ブーム?チョコエッグのクマゲラ。