冬の蒲生

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'980201 [SU] 仙台市蒲生干潟

前回の鳥見からはや2ヶ月半...(^^; 予告通り冬の蒲生干潟に行くことにした 。最近こもりきりで、TVゲームなどに興じていたのだが「これではいかん!」と 奮起した。どうも今年の仙台の寒さにめげていたという話もあるが、この週末は やっと寒さも少し落ち着いてきたようである。

とはいえ出かけたのは、午後2時過ぎ...このところ数を減らしてきているコク ガンも今年も飛来しているのか、非常に気になりつつもいきまり渋滞にはまって しまい、蒲生到着は3時を過ぎてしまった。もう夕方の気配である。

干潟全景。今日は干潮時だったらしいが、鳥の姿は非常に少ない。

到着すると、いつもの駐車スペースの空き地に石が積んであった。以前、導流 堤に積んであった石を撤去したのだろうか? 今はすっかり土手道ができていて、 満潮時でも砂浜まで歩いて渡れそうである。でも、あんまり環境はいじらないで 欲しいなぁ。いったい最終的にどうしたいんだろう...
まずは、現在駐車スペースが半減しているので、人手の多そうな日に出かける 際には要注意である。この日はがら空きで問題なかった。

なんと、導流堤の工事は予想以上に大規模に拡大していた!

鳥は少な目で、特に干潟にカモとサギの姿は皆無である。ユリカモメとハマシ ギが遠くに数十羽....プロミナで観察してから七北田川河口方面へ進む。河口付 近でもユリカモメとハマシギが休んでいた。(トップのパノラマ写真)


七北田川河口。浜をえぐる感じで流れているので、へりに立つと砂がくずれて 落ちそうで危険...(^^;


さて、海方面は一見して何も見えないが、プロミナでなめるとちらほらと波間 に浮かぶ鳥の姿を見つけることができる。まず、目に入ってきたのがカンムリカ イツブリとウミウ。そういえば、秋に来た時はサーファーの皆さんがいたあたり だなぁ。(今日もなんと1名サーフィン帰りの方とすれ違ったのだ。今時期だと水 中の方が暖かそう)

そして、よーく見ると川の対岸、はるかはるかかなたには、けっこうカモやカ モメなどがたくさんいるようである。ゆらぐプロミナ視界の中、根性でコクガン を探す。ずーっと見ていると、たまにふっと視界がクリアになる瞬間があるが、 ねばったあげくやっと3羽のコクガンの姿を発見。今年はこの3羽だけなのだろう か? この何年か数羽程度の飛来が続いているが、いつ来なくなってしまうか心配 である。

ふと気づくとミユビシギが1羽だけそばに来ていた。波とおっかけっこで餌を ついばむ姿はいつ見てもかわいらしい。

てけてけ走る姿がかわいい。

1時間ほど見て蒲生を後にする。浜から干潟に戻ると、いつの間にかシロチド リやハマシギがそばまで寄ってきていた。帰りぎわ、アシ原のへりにタゲリが1 羽いるのを発見する。蒲生でタゲリを見るのは、そういえば初めてかもしれない 。


今日の鳥達
カンムリカイツブリ, ミミカイツブリ, ウミウ, コクガン(3), マガモ, ハシ ビロガモ, コガモ, ヒドリガモ, ホオジロガモ, ユリカモメ, イカルチドリ, シ ロチドリ,タゲリ, ハマシギ, ミユビシギ, トビ, ハクセキレイ, ツグミ, ハシ ブトガラス

おまけ
帰りに近くの田んぼで、日没時のコミミズク探し中に そばにとまっていたノスリ 。(結局コミミには会えず...)


おしまい