蕪栗沼

LastUpdated 1999/04/30



1999/04/19[MO] 12:30-13:30 晴天

すごく見たいし、居るところには居る、それでもなかなか足を延ばす機会が無くて、今まで見る機会を逸している。自分にとってはそんな存在だったセイタカシギが入っていると前日知って、午後いちで職場から蕪栗沼に直行する。


水が張られた休耕田。

てっきり蕪栗沼に鳥が入っているとばかり思って到着すると、鳥いっぱいだったのは最近、水が張られるようになった田んぼの方であった。冬のガンのシーズンも、ここにはたくさんのカモが入っていることがよくある。

さらに、うれしいことに沼への入り口に車止めと駐車スペースができていた。あまり台数は止められないかもしれないが、最近一帯の環境保護に力が入ってきたような感じだ。駐車場は田んぼのかど近く。休んでいる鳥は、ここからも直接見ることができる。ところで、見覚えのある車が一台。朝、電話を入れておいた相棒も仕事が休みで来ているようだ。本人の姿は見えず。


ツルシギ、カモなど

今日はけっこうたくさん鳥が入っている。シギチで一番多かったのはツルシギ。ツルシギの中に一羽嘴の短いシギがいて、よく見るとエリマキシギであった。(見るのは2度目)

少し奥に歩いて進むとやっと相棒が姿を現す。聞けばセイタカシギはついさっきまで居たとのこと。けっこう田んぼの中を移動しているようなので、もう一度よーく探してみることにした。


まずムナグロを発見。夏羽冬羽半分ずつくらいで、合わせて10 羽ほど。


そして、はるか対岸で採餌中のところをようやく発見!
セイタカシギは全部で4羽だった。名前の通り背が高く、きれいな模様で見間違えようもない。大変かっこいいシギだ。他のシギチのそばにいると、すっかり上から見下ろす感じ。それにしても初見まで長かったー(^_^)


しばらくすると、中央付近に移動してお休み。ちょっと近づいてくれたので、大きめに撮れた。

相棒がエリマキシギを見たがっていたので、ツルシギの群を再度探してみる。今度は、なんか小さめで首の短いシギが居るではないか。なんと、これも初見のウズラシギ。ずんぐりとした体形がかわいらしく、ウズラという名前もなんとなく納得してしまった。

エリマキシギは、駐車場まで戻って元の角度から同じ場所を見ると、まだそこに居てくれた。すぐに次の約束があるという相棒と、沼のそばのドライブイン「いずみ」でラーメンなど食べてから、帰宅する。今日は、午後休んだかいのある大収穫の日であった。

今日の鳥たち
カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、トビ、ノスリ、コチドリ、ムナグロ、ウズラシギ、エリマキシギ、ツルシギ、オオソリハシシギ、セイタカシギ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ウグイス、オオジュリン、ホオジロ...(相棒と合作リスト)

After Bird Watching

左:にら入り「もっこりラーメン」なぜにもっこりか?にらが載っているかと思いきや、麺に入っているらしく、緑色の麺。うまくてお勧め。
右:後日見せてもらった相棒のフィールドノート。イラスト入り。